三重県

畦地水産

うまP×紀北町編集部の樋口です。
本日は幻といわれる「渡利かき」の生産や加工を行っている畦地水産・畦地(あぜち)宏哉さんをご紹介します!

Q:自己紹介をお願いします!
こんにちは!畦地水産の畦地です。
私たちは、明治時代より三重県紀北町の渡利地区で、かきの養殖を行ってきました!

このあたりは日本でも有数の多雨地域であり、背後の紀伊山地(大台山系)に降った雨が栄養分とともに清流 銚子川・船津川から流れ、目の前の熊野灘を通る黒潮と出会う白石湖の「汽水域」にて渡利かきの養殖を行っております。

Q:仕事をするうえで大事にしていることを教えてください!
手間隙をかけ毎日のように牡蠣の様子を観察し大事に育成することだと思います。

渡利かきの養殖は、夏場の7月から8月にかけて牡蠣の稚貝(種仔)を採取する「採苗」という作業から始まります。6月中旬から牡蠣が産卵し、牡蠣の子どもが2週間程度海中を浮遊し、硬いものに付着する性質を利用し、頃合いを見計らって、コレクターと呼ばれる採苗器を海中に沈めます。

付着したばかりの牡蠣の子どもは、台風などの大雨による淡水に弱いため、海水のところまで、深く沈め、海面近くまで海水となったら、浅く釣りなおします。深吊りの状態で放置しないで浅く吊り直すのは、ホヤや藻などの付着物から牡蠣の子どもたちを守るためです。
こうした育成の過程を毎日観察して、小さな変化にも目を光らせています。

採取した牡蠣の種を秋頃からロープに一定の間隔を空けて通し変えて、筏に吊るします。翌年の冬まで、手間をかけて、大事に育て、紫外線殺菌槽にて浄化後、「生食用かき」として11月ころから3月まで出荷しております。

こうした育成の過程を毎日観察して、小さな変化にも目を光らせています。

Q:ちなみに紀北町のよいところってなんでしょう?
養殖に向いた穏やかな漁場があることですが、水産物じゃなくて、おいしい農作物もありますし、食通の方にはたまらない町なんじゃないかと思いますよ!

Q:プロデューサーさんに一言お願いします!
幻の渡利かきをぜひ召し上がってみてください。
紀北町に来ていただければ歓迎します!

見た目どおりの熱い方でしたね!
畦地さんへの質問など、コメント欄にどしどしお寄せください!

5月末に伺ったところ、一家総出でコレクターづくりをされているところでした。
畦地さんの所ではホタテの貝殻を30万枚仕入れ、貝殻40枚で1本のコレクターを作ります。なんと、全部で7,500本のコレクターを作るそうです。
このコレクター作りは夏場に行う「採苗」(かきの稚貝を採取すること)の準備作業です。ホタテの貝殻1枚で、約30~40枚の稚貝を採ることができます。
30万枚のうち、5万枚(コレクター1,250本相当)は畦地さんが自分で育て、残りは全国各地に稚貝として出荷されています。