熊本県

有限会社堀内製油

このプロジェクトについて

~なたね油、えごま油、つばき油など、余分な精製を行わない自然の油を、もっと味わってほしい!~

うまP編集部のながです。
和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録されてから、和食、食文化、伝統料理、作法などに注目が集まっています。
そこで、みなさんに質問です。
日本の食文化を担ってきた伝統食材の一つである「油」のことをお忘れではありませんか?
と、思ったのは、熊本県八代郡氷川町で昔ながらの搾り方を守る「有限会社堀内製油」さんを訪ねたことがきっかけでした。


古式圧搾製法で丁寧に搾られた植物油の魅力を引き出してください!


先代を囲んで親子三代の写真が飾られていました

「有限会社堀内製油」は、先代の堀内義信(よしのぶ)さんが1947年(昭和22年)に創業。
まだ戦後の混乱期にあった頃、この八代地方の農家の菜種(なたね)油を搾ることからスタートしたそうです。
お日さまのようにまんまるの笑顔で迎えてくださった二代目社長・堀内克矢さんと、三代目・堀内貴志さんの案内で、製油工場を見学させていただきました。
以前は酒蔵だったという築60年以上の工場に足を踏み入れると、なんとも優しく香ばしい香りが、鼻腔と懐かしさをくすぐります!


圧搾機です。年季の入った機械ですが、現役です!

この工場で、菜種(なたね)、椿、えごまなどの原料を、「古式圧搾(あっさく)製法」で搾油しています。
原料を煎り、圧搾して1回だけ搾油した油に温水を加え分離させ、不純物を取り除き、上澄みの油を和紙製のフィルターで丁寧にろ過します。
ここまでの工程でおよそ1週間かかります。
油を加熱しないため、栄養素が損なわれず、原料の美味しさが活かされているのだとか。


和紙で丁寧に濾し、澄み切った油を抽出します

しかもこちらでは製油だけでなく、原料の栽培も手掛けていらっしゃいます。
2002年から八代市日奈久の山の30アールの敷地に藪椿(やぶつばき)の木を植え、化学肥料や消毒をせずに育て、有機JAS栽培の認定を受けています。
また、2007年からは県内で菜種(なたね)の栽培を始め、現在は畑を上天草市に移して自社栽培を行っているそうです。
椿は1月下旬に花を咲かせ、7月に原料となる種を収穫します。
そして10月に種を蒔いた菜種は、3月末に一面の花を咲かせ、5月下旬に種を収穫します。
各々の畑には、一番搾りで出た栄養たっぷりの油かすを肥料として使うという、循環型の栽培をしています。
また、熊本県内の球磨郡山江村という地域では「山江村えごま生産組合」が発足し、契約農家さんが、油の原料となる無農薬えごまを生産しているとか。
そんな厳選した原料を使い、丁寧に搾った油の1滴1滴は、まさに大地の恵みのしずくですね。


椿山での収穫風景

堀内製油さんの製品は、その品質の高さでファンも多く、管理栄養士の伊達友美さん(日本抗加齢医学会認定指導士ほか)の著書や全国誌などにも取り上げられています。
この油の良さと美味しさを、若い年齢層の女性たちや健康に気を使っている方々にもっと知ってほしいと、二代目と三代目は言います。
「油は太る、と思っている方が多いのですが、健康のためにも重要な栄養素です。うちの油のように余計な精製をせず添加物等も使用しないものは、良い成分を損なわず、原料そのものの風味、栄養素がそのまま残されています。多くの方に本当の油の味を知ってほしいです」と三代目。
「日本の油については、意外と知られていないことが多いんです。油は脂肪酸の種類で分類されますが、“オメガ3系”のえごま油は、αリノレン酸、DHA、EPAを含み、脂肪燃焼力が高いのが特徴です。今、みなさんの台所には、オリーブオイルがあると思うのですが、ぜひ、私たちが作っているこの日本の油をもっと日常で使ってほしいんです!」と三代目の言葉に熱がこもります。

みなさん、ぜひ、この古式しぼりの油の魅力をもっと引き出すために、お知恵をお貸しください。
どうすれば、これらの油の美味しさを伝えることができるでしょうか?
また、この油の魅力を引き出すような商品、食べ方の工夫はどんなものがあると思われますか?

作り手からの自己紹介

~心をこめて、油売ってます!~


三代目の堀内貴志です!よろしくお願いします

Q.自己紹介してください!
みなさん、こんにちは。「有限会社堀内製油」三代目の堀内貴志です。1979年生まれの35歳です。
私の幼い頃の記憶はうちの油の香りと共にあります。
小学校から帰る途中、自宅に近づくにつれて「あっ、イモ天を揚げてる匂いがする!」とか、お母さんがなたね油で揚げていた、かき揚げの香ばしさとカラッとした食感や美味しさなど、そんな記憶が身体にしみついています。
これらの油の魅力を多くの人に伝えたいと思っていたので、ごく自然に家業を継ぐことを決めました。

Q.会社について教えてください!
昭和22年に祖父・堀内義信が創業し、現在は父の堀内克矢が代表を務めています。
会社の理念は「常にお客様の支持に応えられる企業でありたい。安全で安心して食べられる食品を提供し続けたい」ということ。
自社農場の菜種など国内産100%の自家製なたね「地あぶら」、椿山で収穫した椿の種を搾った「国産つばき油」「オーガニックツバキオイル」、「熊本山江村産えごま油」、「古式圧搾ごま油(白・黒・金)」、そして当社の油を使った「ドレッシング」「焦がしにんにくマー油(黒・赤)」などの商品を熊本県内の百貨店、道の駅などで販売し、通販も行っています。
「えごま油」は山江村えごま生産組合と連携した取り組みが評価され、「くまもと農商工連携100選」に認定されました。
また、「地あぶら」は、「第15回くまもと物産フェア」に出品された商品の中から「首都圏流通関係者が発掘した逸品55選」に認定されました。
(よろしければ、こちらもご覧ください)


油の良さを活かした、様々な商品開発にも取り組んでいます

うまPでやりたいこと

~当社の油の魅力を十分に伝える事ができる新商品開発を通じて、もっとこの魅力を知っていただきたい!~

Q.今回うまいもんPで実現したいことはなんですか?
みなさんからご意見をいただいて、当社の油の魅力を伝えることができる新商品を作ることです。
油によって香りや効果的な調理法が異なるのですが、それをみなさんに伝えるためのアイデアをいただき、今後、実践したいと考えています。

Q.「えごま油」「なたね油」「つばき油」各々の特徴やおすすめの調理法を教えてください。
「えごま油」は、えごまの葉っぱのさわやかな香りが特徴です。
サラリとしていて、その後に爽やかな風味が口の中に広がります。
白身の魚のカルパッチョやサラダのドレッシングなど、加熱しない料理に使うのがおすすめです。
「なたね油」は、ナッツのような香ばしい香りと風味が特徴です。
天ぷら、フライなどの料理や、バター代わりにクッキーなどのお菓子作りに使うのがおすすめです。
「つばき油」は、つばきの実を割った時のような甘い香りと濃厚な味が特徴です。天ぷらなど揚げ物におすすめです。

Q.悩んでることはなんですか?
工場の近くに30アールの農場があり、そこでじゃがいも、さつまいもなどを作っています。
当社の油の魅力を味わっていただくために、それらを使ったコロッケ、じゃがいもドーナツ、などの加工品を作りました。
それらを催しや道の駅、最近では熊本市の鶴屋百貨店でもコロッケを販売し、それなりに好評ではあるのですが、それが当社の油の魅力を伝えることにつながっているのか、いま一つ実感がありません。
コロッケ、じゃがいもドーナツ、の商品について、油の美味しさを伝えるのに有効な商品だと思われますか?
油の美味しさを伝えることができる料理や商品に、どんなものがあるでしょうか?


揚げたてのコロッケはサックサクの仕上がり。じゃがいもも自家製です

Q.野望を教えてください!
外国産のオリーブオイルではなく、当社の自家製なたね「地あぶら」や「えごま油」などの油の魅力を知っていただき、日本の家庭で当たり前に使われるようになること。
そしてやがて海を越えた外国の家庭でも使われるようになることです!油を少しでも好きになってもらいたいです。

Q.プロデューサーのみなさんに一言!
なたね油、えごま油、つばき油、ごま油などを使ったどんな商品があれば買いたいと思われますか?
油を選ぶ際に何を重視されますか?
みなさんは、なたね油やえごま油などにどんなイメージを抱いていらっしゃいますか?
知りたいことが多くて申し訳ありませんが、コラボレーションの事例なども含めて、食べ物に詳しいプロデューサーのみなさんだからこそご存知のことを、アドバイスとしていただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします!


よろしくお願いします!